2011年07月25日

【佐用の森便り】No.10

被災地NGO恊働センターです。
7月22日、佐用町奥海で間伐を行いました。
代表・村井のレポートです。
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<佐用町奥海の山林整備活動レポート>
大ベテランのプロでも、毎回初対面!?
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 先日22日、フィールド研修基礎講座として兵庫県佐用町奥海の山林整備活動に行ってきました。場所は奥海からさらに岡山との県境近くまで上がったところです。基礎講座研修生は私を入れて生徒は3名。私がチェーンソーを持つのは去年の秋以来で、実は実際に20メートル以上あるような木を切るのは初めての経験でした。超ベテランの山守さんでも、切ろうとする木は「いつも初対面です。」とおっしゃいます。二つと同じ木に出会うことはないということ、毎回木を切ろうとするときの状況は違うということです。だから「油断するな!」「気を抜くな!」「木は生きている!」と強調されます。

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 一本一本の木を切るにあたって、懇切丁寧に指導をしてくださる山守さんですが、事故のないように常に注意をはらう目配りはさすがです。丁度私と山守さんとが木を伐ろうとしていたときに、下で他の二人がチェーンソーの修理をしていました。「ヨシ、切ろう!」と選んだ木からは相当離れたところで修理をしていたので、「私は大丈夫だろう!」と思っていたのですが、それでも山守さんは「もっと後ろに下がって!」と注意を促し、それから私はいきなり30年程の年輪を刻んだ木を伐らせて頂きました。「えっ、こんな立派に成長した木を、私のようなど素人が伐っていいのだろうか?」と緊張しながら作業に取りかかりました。

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 普通間伐するような細身の木の場合は、地面からせりあがった株の上から切るとその場で倒れていくのですが、30年ものくらいになると、頭(木の上の部分)が重たいから木自身の重みで少し飛ぶように倒れていくのです。だから、これくらいで大丈夫と離れていても、飛ぶように倒れる分だけ遠くに倒れるから注意が必要なのです。
 
 それにしても、こうして木を切る醍醐味というのは、一度味わうと病みつきになりそうなくらいのど迫力です。木と木の間が3メートルほどしか空いてなくても、見事にその間に倒していくことができるのです。自分の思うように倒せたら、なかなかの快感です。逆に失敗すると山守さんにご迷惑をかけます。それでも指導がよければ、初体験者でも曲がりなりに切ることはできます。だから「油断するな!」と注意をされるのでしょう。

 もちろん山守さんは自由自在に操ります。「お見事!」という振る舞いです。帰りに別の「檜(ヒノキ)の山」を見せて頂きました。見事な檜が成長しているのですが、すでに立派な檜が間伐されています。ここの山主さんは「ログハウスを建てるから」と長いまま山に寝かせています。間伐したあと、短く切った檜はそのまま山においています。残念ながら場合によってはそのまま腐ってしまいます。檜だけに「え〜、なんと勿体ない!!」と叫んでしまいました。一度間伐して、5年後にまた間伐するとかなり良質の檜が育つそうです。一つ丸太椅子にしようと頂いて来ましたが、木の皮を剥ぐとほんとにすばらしい香りと木肌をしています。

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 そういえば昨年9月の新月に切った杉の丸太を事務所に持って帰っておいていますが、いい味を出しています。幸い当NGOには少し庭がありますので皮付きの丸太の上に、植木鉢をおいておくとかなりいい感じです。なかでも2007年の能登半島地震後に輪島の朝市で買ってきた「レンゲショーマ」がかなりいい雰囲気を醸し出しています。みなさまも、一度奥海の森で間伐に汗を流しませんか。そして、少しならおみやげに間伐材を持って帰ることが出来ます。
(村井雅清)

■次回の間伐作業は、8月7日(日)午前7時 被災地NGO恊働センター集合・出発です。
*レンタカーで行きますので、必ず事前に電話などで連絡をください。
(村井雅清まで。携帯電話 090−3160−3816)
なお、この日は午後に座学での講座があります。
詳細は追ってお伝えします。

posted by 被災地NGO恊働センター at 16:41| 佐用の森便り | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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