2010年10月24日

〜佐用からの現地レポート〜”オヤジの横やり”−NO 2

「オヤジの横やり NO1」を読んで、神奈川の救急法専門家より「横やりの横やり」が入ってきました。「かぐや姫」に反応して下さったのですが、彼は「伐旬(きりしゅん)」に関連して、「新月に伐った木も虫喰いなどに強く数百年持つと言われています。」ということを教えてくれ、オーストラリアの営林署員だったエルビン・トーマが書いた「木とつきあう智恵」(地湧社)を紹介してくれました。そういえば、つい先日奈良の元興寺の禅室の屋根裏の公開が始まり、その屋根裏に使われているヒノキ材が、590年頃に伐採したものだとありました。木というのは、伐る時期とその後の始末を間違わなければこれほど長く経過しても朽ちないのだと判りました。(同じように始末すると、竹は30年くらいは痛まないそうです。)

 ちなみに、「伐旬(きりしゅん)」というのは暦の上では”閉蟄(へいちつ)”というそうで、意味は、 冬になって虫類が土中にこもることとなっています。反対によく使われる言葉は、啓蟄(けいちつ)で、春の暖かさを感じて、冬ごもりしていた虫が外に這い出てくるころのことである。「啓」には「ひらく、開放する、(夜が)明ける」などの意味、「蟄」には「冬ごもりのために虫が土の下に隠れる、とじこもる」という意味がある。と解説されています。暦にこういうことが記載されているということは、先人は、こうして陰暦に従って暮らしを立てていたことが伺えるのではないでしょうか?

                 佐用町を支援する市民ネットワーク
          被災地NGO恊働センター
                                    村井雅清
posted by 被災地NGO恊働センター at 14:57| 佐用レポート | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年10月22日

〜佐用からの現地レポート〜”オヤジの横やり”−NO 1

 「Fくんのつぶやき」コーナーですが、時々「オヤジの横やり」としてお邪魔したいと思います。

「Fくんのつぶやき」NO6でかぐや姫のことを書いていましたが、阪神・淡路大震災後、東京成蹊大学の応援を受けて神戸市西区の竹藪に入ったことがありました。竹が鬱蒼と生い茂り、不気味な匂いを感じるほど暗い竹林だったのですが、それを成蹊大学の学生さん達が一気に伐採をしてくれて、見違えるような明るい竹林を取り戻しました。ある日、その竹林に入ったら太陽の日が燦々と竹林に注いでおり、その中で数本の若い竹がスッと立っている姿を見たときに、「かぐや姫がでてくるん違う!」と感動したことを思い出しました。新芽がでて、1年目の若い竹は節々から白い粉が葺いており、新芽らしい青さとその白いお化粧が何とも言えないコントラストで、そこにお日様の光が射し込むと別世界のような場所になります。「生きものって凄い!」と思える瞬間です。

 さて、竹のみならず木も生きていることは言うまでもないのですが、これまでのレポートに「1年の内、今しか切れない」と言いましたが、木の場合この時期のことを「伐旬(きりしゅん)」というそうです。「伐旬(きりしゅん)」というのは、寒くなり木の成長が止まる秋から冬にかけてのことだそうです。この時期には木材のでんぷん含有量が下がるとのこと。一方で春から夏にかけて成長中の木はでんぷん含有量が多く、虫やカビがつきやすく、腐りやすいということです。基本的には同じサイクルでしょうが、竹の場合は葉が落ちれば次の工程に入るそうです。 
   
 佐用町を支援する市民ネットワーク
        被災地NGO恊働センター
                                 村井雅清
posted by 被災地NGO恊働センター at 12:44| 佐用レポート | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年10月21日

〜佐用からの現地レポート〜”Fくんのつぶやき”−NO 6

 佐用の山を覆う竹の軍勢のなかでも、精鋭部隊が我々を迎え撃っているのでしょうか。どい地区の竹の太さには驚きましたが、ここ金谷の竹はそこに長さと重さを備えています。
最近、犬の散歩中に出会う近所の高齢者やたちや祖父母に竹切りをしていると話すことがあります。するとすべての人が竹の楽な切り方や倒すときのコントロール方法、この季節に遭遇する危険などを知っており、教えてくれるのです。高齢化が進み人口も少ない佐用には都会のように目新しいものはありませんが、引継いで残していくべきものが確かにあるのだと気がつきました。山林整備のボランティアに携わることで視野と話題が広がり、大切だと思えることに気づき、このような答えを得られるとは夢にも思っていませんでした。それを「竹を切って宝を得た。まるでかぐや姫のようだ」と言うのはロマンティックすぎるでしょうか。
                        
佐用町を支援する市民ネットワーク
                           F・K(佐用町在住大学生)
posted by 被災地NGO恊働センター at 12:42| 佐用レポート | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年10月20日

〜佐用からの現地レポート〜”Fくんのつぶやき”−NO 5

 朝から気合い十分で皆と合流して現場に赴いたのですが、到着して一分で戦線離脱を試みました。「墓石があるじゃないか…。」
ここ金谷地区の竹林には古い時代の墓石がいくつもあり、倒れていたり、石片が遠くまで散らばっています。どいの竹林現場と違い平地は多いのですが落ちている石をうかつに踏めないので、足場の悪さは相変わらずといえそうです。そして竹の大きさが尋常ではなく、そびえ立つとはまさにこのことかと「あんぐり」と口を開けて見上げるばかりです。佐用にはこんな立派な竹があるんだ、何もない田舎だと思っていた地元にこんな良いものがあるんだという新たな発見にはなりましたが、別の形で出会いたかったぞと格好をつけて感傷に浸らずにはいられません。地元の関係者や先輩諸氏は「ここの竹は最高や!」と語っておられましたが、正直ここの竹を切るのは大変そうだ…。      (10月16日)

                        佐用町を支援する市民ネットワーク
                           F・K(佐用町在住大学生)
posted by 被災地NGO恊働センター at 14:42| 佐用レポート | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年10月19日

〜佐用からの現地レポート〜”Fくんのつぶやき”−No.4

先々週の9日、10日の両日に100本ほどの竹を切り出したのですが、これではまだ目標の半分なので先週の15日〜17日の3日間で残りを切り出しました。これで来年の2月11日から13日の3日間に行う「全国炭焼きコンテスト」に必要な分は足りそうなのですが、この冬の時期から竹炭組合の人たちが商品としての炭を焼くための竹も必要となります。前にも言いましたが、良い炭を焼くための竹は(木材もそうですが)、今の時期に集中して切らなければならないために、大げさに言えば時間との戦いです。
そんな中、地元のFくんがつぶやきを寄せてくれましたので以下にご紹介します。

佐用町を支援する市民ネットワーク
村井雅清


〜佐用からの現地レポート〜”Fくんのつぶやき”−NO 4

 明日から新しい場所での竹切りが始まります。実際は今日からすでに何人かのボランティア団体の方々が竹を切ってくれているのですが、私はまだ大学の単位を残しているため平日に参加できずというのが不名誉な真相です。しかし先々週切り出した”どい集落”の太い竹から開放された喜びを士気の高さに変えて緑の軍勢に立ち向かいます。活動を知り理解を示してくださる地元の方々がおり、佐用のために遠方から集まってくださるボランティア団体の方々がいます。環境も装備も人員も万全です!
F・K(佐用町在住大学生)



posted by 被災地NGO恊働センター at 14:37| 佐用レポート | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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