2010年11月09日

〜佐用からの現地レポート〜山林整備活動編 NO 8

 第2回山林整備活動を去る6日、7日の両日に行いました。現場は前回と同じ佐用町奧海(おねみ)の山です。残念ながら今回の参加者は少なかったのですが、その分少数精鋭でじっくり山守さんから間伐の基本を再度教わることが出来たようです。丁度6日の新月から満月に向かうこの時期に伐った木は腐りにくいということで、山守さんに無理をお願いし腰掛けサイズの丸太切りを6個ほど頂戴してきました。新月の木とそうでない時期の木との比較が出来ませんが、40数年の年輪がはっきりと分かり、また凄く杉の木の脂がでていて、「生きているんだなぁ!」という実感が沸いた次第です。

これまで竹切りの経験のあるスタッフも、山守さんが言う「この木は製材しても乾燥すれば反ってしまう。」とか、「この木は柱に使っても曲がりが来る」とか山にそびえ立っている姿そのもので見分けができる職人技には、とにかく見とれていたとのこです。このレポートでも山に対しての畏敬の念や木を伐るときの振る舞いなどについて触れましたが、ほんとに「今から伐らせて頂きます。」という儀礼をしてから伐採するという感覚がよく伝わってきました。

 余談ですが、丁度11月7日の北国新聞に−「新月の木」で付加価値を−という記事が出ていたので紹介します。
−河北の木で家を建てる会の「地産地消ガッテン・セミナー」(本社講演)は6日、津幡町の県森林公園で開かれ、20人が腐りにくいなどとされる新月の時期に伐採した木の特性を生かし、地元産材の付加価値を高める取り組みに理解を深めた。参加者は6日の新月から満月へ向かう時間帯に山林で樹齢約40年の杉3本を伐採し、木の生産履歴を証明する現認者が日時や場所、天候、倒木の方位などを調べ、NPO法人「新月の木国際協会」(千葉県)に登録する仕組みを学んだ。−というものです。
 こんな協会があるんですね!きっとその木が生きていた証を登録するということでしょう。ますます、山にはいるときは「襟を正して向き合わなければならない」と実感したところです。         
                                  村井雅清
posted by 被災地NGO恊働センター at 11:04| 佐用レポート | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年11月08日

〜佐用からの現地レポート〜”オヤジの横やり”−NO 5

 久しぶりの横やりです。というか、今日は読者のみなさまにお願いです。
同レポートNO1に書きましたが、そもそもこの「佐用からの現地レポート」は、佐用水害からの復興支援として来年の2月11日〜13日に復興支援佐用町竹炭祭りを開催しようということから始まります。

スタートは10月9日・10日の竹林整備から始まったのですが、あの時に伐った約300本の竹は、後1ヶ月すると葉が落ち、炭焼きのために次の工程に入ります。次の工程というのは、まず竹林に長尺のまま寝かせてある竹の枝をすべて落とさなければなりません。これが相当な重労働です。
その後炭焼きの材料とするために、45pの長さにカットし、一定の幅に割り、フシを綺麗に取るという作業です。(12月4日5日は45pにカットするまでの作業です。)竹林で伐採した長尺物の竹をこのように加工して、やっと炭焼きの前準備が完了ということになります。この枝払いと45pの長さにカットすることが大変な作業になります。

そこで是非みなさまにもこの作業に参加して頂けないかとお願いする次第です。詳細は以下のようなスケジュールで行いますので事務局まで連絡を下さい。レンタカーなどの手配がありますのでご参加できる方はお手数ですが事前に必ず連絡を下さい。         
                    佐用町を支援する市民ネットワーク
          村井雅清

                  記

□日時 : 12月4日(土)5日(日)の両日(一泊二日)
□集合場所 : 神戸駅南側ロータリー東端 
□出発 : 12月4日(土) 午前8時45分集合 午前 9時出発
□作業場所 : 笹ヶ丘荘公園内(兵庫県佐用町円光寺423−11)
□宿泊先 : 佐用町営「笹ヶ丘荘」ログハウス
□帰り : 12月5日(日) 午後3時〜4時頃現地出発
□解散場所 : 同日午後5時〜6時頃到着予定
          神戸駅南側ロータリー東端解散
□申し込み締め切り : 11月22日(月)午後5時

*参加費無料。(但し事前予約がなければ参加をご遠慮頂きます。)
*宿泊は、佐用町営「笹ヶ丘荘」のログハウスです。シングルなどの宿泊を希望される方は別料金を頂きます。(ログハウスでの宿泊なので、寝具以外はありませんのでパジャマや洗面用具、タオルなどはご自分でご用意下さい。)
*食事代はその都度実費を徴収します。4日・5日の昼食=弁当、4日の夜=竹飯かバーベキューか鍋、5日の朝=おにぎりとお味噌汁)
*竹切り作業に関連して
服装は簡単な作業スタイルで参加して下さい。長靴、手袋、タオル、汗かきの方は着替えを用意された方がいいと思います。

●連絡先 事務局 : 被災地NGO恊働センター  
TEL:078-574-0701   FAX:078-574-0702  
E-mail: ngo@pure.ne.jp
posted by 被災地NGO恊働センター at 17:34| 佐用レポート | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年10月30日

〜佐用からの現地レポート〜山林整備活動編 NO 6

 本レポートNO4の神戸大学の頼政くんが書いた、山の木を切るにあたっての心構えに対して、中国にいるYさんから以下のように長〜い補足が来ましたので紹介します。
 なお、 レポートNo5で紹介した10月31日に行われる予定の「千種川の源流探訪」は、天候不良のため中止になりました。
                                 (村井雅清)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 植物に感情があるとか、屋久島の縄文杉の話をしたのは、実は、僕なのですが、正確には、感情というか、植物同士はコミュニケーションを取り合っているということです。最近は、科学的にも証明されつつあるようです。この事は、僕の東洋医学の師匠の著書「愚者の智恵」(柏樹社 すでに絶版)に出ています。

縄文杉の話は、あくまでも僕らの見解ですが、屋久島に住んでいた時、屋久島の屋久杉帯(約1000mから1500mのエリア)が世界遺産に登録されました。屋久島を愛する地元の人々は、世界悲惨条約と皮肉っていました。というのは、急に観光客や登山客が来るようになって、これまでの小型船でしかいけなかった屋久島に大型バスがそのまま乗れる大型フェリーが就航するようになりました。そして島一周の道路を作るために、南西部の貴重な照葉樹林帯の森(実は、ここの森の方が世界遺産に登録されたエリアより貴重です。)が切り開かれました。そうして、これまでちゃんとした登山道がなかった森にも木道の登山道が整備され、見所である縄文杉の周辺も整備されました。登山客によく見えるように、周辺の小杉(屋久島では樹齢1000年以下を小杉と呼びます)やヒメシャラなどの樹々を伐ったのです。それ以降、見る見る縄文杉が弱ってきました。一般には、縄文杉の根元を観光客が踏み荒らしたからだとか、雨で根元の土壌が流失したからだとか、縄文杉に触るからとか、言われていますが、一番大きな原因は周辺の樹々を伐ったからだと思います。その後、登山客のひと砂運動(麓からひと袋ずつ砂を運んで、縄文杉の根元に振り掛ける)が展開されましたが、それほどの効果をあげていないようです。世界遺産の問題点も世界中にありますが、やはり人と自然がいかに付き合っていくかを考えなくてはいけません。

樹医の先駆けである山野忠彦(故人)は、樹木を治療する際に、必ず声を掛けいてました。そうしないと落下したり、怪我をしたそうです。
また富良野の東大演習林でお会いした「どろ亀さん」こと東大名誉教授 高橋延清(故人。林分施業法という森作りの方法を確立した)もいつも森を歩くとき、樹々や動物と会話していたことを思い出します。山野さんもどろ亀さんも上記の「愚者の智恵」で出ています。(その他、志村ふくみさん、西岡常一さんなども)日本の国土の6割が森林と言われ、そのうち、人工林が4割と言われていても、やはり日本は世界に誇る森とその森の文化(杜)を持っていると思います。僕ら自身が足元の自然をもっともっと知らなくてはなりませんね。以上、まったく森林のない青海省から長〜い補足でした。  
                                    (中国 Yより)
posted by 被災地NGO恊働センター at 10:03| 佐用レポート | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年10月28日

〜佐用からの現地レポート〜”オヤジの横やり”−NO 4

実は当センターのスタッフにTさん(50才)という男性がいます。この方が竹切りやチェーンソーの使い方、炭焼きなどを指導して下さっています。
Tさんは、大変器用な方で竹細工にチャレンジしており、バッタやカブトムシなどをつくります。水害に遭った佐用の竹の有効活用として、そうした竹クラフトをバザーなどで販売しています。

もう日が差し迫っていますが、10月30日(土)午前10時半〜午後4時まで、神戸市兵庫区荒田町にある「荒田公園」で「第6回 あらたエコフェスタ」というイベントが行われます。ここでTさんは、その竹クラフトを出店します。もし都合がつく方がおられましたら、こどもさんを連れて覗きに来て下さい。
  (雨天順延です。申し訳ないですが翌日はTさんの作品は出店できません。)
 
                        佐用町を支援する市民ネットワーク
              被災地NGO恊働センター
                                    村井雅清
posted by 被災地NGO恊働センター at 15:34| 佐用レポート | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年10月27日

〜佐用からの現地レポート〜山林整備活動編 No.5

佐用町は南北に長い町ですが、その町を縦断するように佐用川と千種川が流れています。2004年の水害では、その千種川が溢水し床上・床下浸水被害をもたらしています。

しかし、千種川は「清流千種川」とも言われ、鮎が蘇生しており、大変綺麗な川で流域の人々に恵みをもたらしています。千種川の源流は岡山県と兵庫県の境にあるようです。阪神・淡路大震災でお出会いし、以来私が尊敬する松本誠さん(兵庫県・武庫川流域委員会委員長)から、そんな千種川の源流から河口まで歩こうという以下のような企画のご案内が来ましたのでお知らせします。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
千種川圏域清流づくり委員会主催の秋イベント、今年はリクエストの多い「千種川の源流探訪」を行います。

 今回で3回目になりますが、紅葉の時期にわずかに残った天然のブナ林・川の水が山腹からわき出ている湧きだし地点を訪ねたいと思います。もちろん、自然水を飲むことも可能です。この山があってこそ千種川が流れ、流域の田畑や飲み水をまかない、下流の人間生活を支えてくれています。その雄大さを体で実感して頂くことで、様々な環境問題や災害についての考え方が大きく変わると思います。

 特に川づくりに関わる行政の皆さん、活動グループの皆さん、写真や数字にとらわれず、自分の五感すべてで川の源を感じ取って頂きたいと願います。

 山登りといっても片道1時間程、林道を歩きますので、お子様や体力に自信のない方もちょっとがんばれば十分楽しめます。標高が900mを越える場所ですので、下界に住む私たちとは気候が大きく違います。しっかりとフリースや雨具などの服装だけは準備しましょう。

●日時 平成22年10月31日(日) 10時集合
●集合場所 宍粟市千種町 ちくさネーチャーランド(ちくさスキー場)前
●探訪場所 兵庫県と岡山県の県境にある林道(江波峠に通じる)にあるブナ林、天児屋川源流の碑
●持ち物・服装 基本的には軽登山ですが、運動靴でも可能です。
 ・弁当、水筒、雨具、一応防寒着(年によっては雪が降ることも)
 ・カメラ、双眼鏡、あれば熊よけの鈴
●参加費 会員(大人300円 学生・こども100円) 
     非会員(大人500円 学生・こども100円)
●申し込み 基本的に不要ですが、今回の場所は気候が大きく違うのでできればメールまたは電話で事前にご連絡下されば、急遽中止の際にはご連絡します。
●問い合わせ先 
西播磨県民局県土整備部企画調整係 埴谷様 0791−58−2229 
当日連絡先  横山携帯 090−3657−4907 まで
posted by 被災地NGO恊働センター at 14:01 | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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